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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス KKさん

第2章: 一次試験対策、動画 → 教本 → 問題集を繰り返す

受験を決意したのが24年3月で、申し込みして教本が届いたのが3月中盤でした。同じタイミングで、ワイン受験.comの問題集、模擬試験と一次試験対策動画を申し込み、勉強スタートです。教本は800ページ以上のボリュームがあり、全部を記憶するのは難しいため、出題されるポイントを中心に勉強していく必要があります。

勉強の流れ

勉強の流れは、ワイン受験.comでアドバイスされているように、インプットとアウトプットをセットに、1~4を各国で繰り返しました。

  1. 一次試験対策動画を見て、出題ポイントを理解する
    • 動画ポイントを付箋にメモして教本の該当ページに貼りました。
    • 山崎先生の動画はポイントに絞っていて分かりやすいです。そして、1動画10分ほど、2倍速再生にすれば5分ほどで見ることができますので、動画を見ることのハードルが低く、隙間時間でも動画を見れました。
  2. 教本を一通り読む
    • 教本内で、出題ポイントがどのように記載されているか確認しました。教本を読むことで、出題ポイント同士の繋がりが理解でき、記憶の定着にもつながります。
  3. 出題ポイントを覚える
    • 年号や地名を頭に入れていきます。完璧に記憶する必要はないです。
    • これまで聞いたことのない地名などを覚えることになり、暗号みたいになっていたので、ぶつぶつ口に出して頭に染み込ませる作戦にしました。自分が好きな曲の替え歌風にして覚えたり、Youtubeに語呂で覚える手助けをしてくれる動画もありますので、積極活用しました。
  4. 問題集を解く
    • 問題集を解いて間違えた箇所の教本を読む、を繰り返します。A判定が連続2回出るまで問題を解き続けました。

平日はまとまった時間を確保できなかったので、1,2のような座って勉強するタイプは土日にやりました。3のような暗記は歩きながらやると頭に定着すると聞いたことがあり、仕事の行き帰りのタイミングでぶつぶつ言ってました(笑)4は電車の中やランチの待ち時間など隙間時間に問題をひたすら解いてました。

勉強のスケジュール

一次試験を8月に受験しようと考えたので、勉強期間は約4か月になりますので、ざっくり以下のスケジュール感で勉強しました。

  • 3月3,4週目:ワイン概論
  • 4月1~4週目目:フランス
  • 5月1,2週目:イタリア、スペイン、ポルトガル
  • 5月3週目:ドイツ
  • 5月4週目,6月1週目:アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、チリ、アルゼンチン、南アフリカ
  • 6月2週目:日本
  • 6月3週目:酒類飲料概論、飲料概論、テイスティング、チーズ、料理とワインの相性(ペアリング)、ワインの購入・管理・熟成・販売、ソムリエの職責とサービス実技
  • 6月4週目~7月:ワイン概論から復習&勉強してこなかった範囲を勉強&模擬試験を受験する

フランスはボリュームが多く頭のキャパシティが溢れる寸前になりました。勝手にフランスを乗り越えればあとは楽勝だ!と勝手に考えていると、イタリア、スペインのボリュームに心が折れかけました。ただ、合格するぞ!と決心した当時に自分を裏切りたくないと考え、問題を解き続けると、得点が取れるようになり、そこからは加速度的に勉強が進んでいきました。

6月3週目で勉強が1周し、4週目より2周目に突入です。ワイン概論を勉強したのは2か月前、忘れかけてる。。。と思いますが、問題を解いていると記憶が戻り、1周目よりも短期間でA判定が出るようになりました。

模擬試験は7月でB判定

並行して模擬試験を受験し、自分が苦手な範囲はどこかを明確にして、該当箇所をまた勉強してきました。

7月から模擬試験でB判定が継続して出てきたので、一安心。勉強のギアを落そうかなと考えましたが、試験が始まった7月後半にX(旧twitter)で東欧がよく出題されているらしいと目にしました。

模擬試験でも得点を失っているのは、これまで勉強してこなかった国々で、捨てようかなと考えましたが、勉強しなかった時の後悔を考え、7月4週目から東欧などを勉強しました。

試験当日、2割くらいは解けなかった

そして試験当日。会場に到着し、パソコンに向き合い、試験スタート。第1~3問から今まで見たことない問題で分からず、焦りました。分からない問題は後で見返すことにしましたが、全体の2割ほどが分からず、更に焦ります。後で見返しても分からなかったので、残りの8割を間違えないように見直しをしました。

そして結果、合格!!

山崎先生がおっしゃっていた「正答率60%で合格できる」を信じて良かったです。合格後に飲んだオレンジワインが本当に美味しかったのを今でも覚えています(笑)