ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス 内田陽子さん
第3章 二次試験対策とその失敗点
ソムリエからのアドバイス
合格発表の日、お祝いも兼ねてまずは行きつけのワインバーへ行き、ソムリエの方に勉強法を伺いました。頂いたアドバイスは以下の通り、実行しました。
- 谷宣英著「ワインテイスティングバイブル」、佐藤陽一著「ワインテイスティング」を読み込む
- ワイン受験.comの二次試験対策講座を読み、解答の傾向を徹底的に頭にいれること
- ワインを頭の中で設定して(例えば南の産地のシャルドネなど)、概観や香り、味わいなどを空で言えるようになること
先輩からのアドバイス
また、ワインエキスパートを数年前に取得した先輩からもアドバイスをいただきました。
- 白5種、赤5種の主要品種以外は捨てること
- 奇をてらわず、中央値を狙って回答していくこと
自ら実践したこと
そして、自分で実践したこととしては、- ハーフボトル赤白10本セットをC1000の小瓶に移し替えて毎日テイスティング練習をしたこと
- ワインバー10軒ほどを巡って「ワインエキスパート2次試験を受験するので、ブラインドでお願いします」と、お伝えして、ワイン3種類ずつぐらいを出していただいて練習したこと
- その他酒類は、知人のソムリエの紹介でソムリエの資格をお持ちのバーテンダーの方がいるバーで15種類ほどのお酒をブラインドで出していただいたこと
- 色、香り、アルコール度数、甘みのあるなしなどで、チャート方式でノートにまとめた
失敗だったと感じる点
結果として合格したので笑い話ですが、私がおかした失敗は、2点です。
- 試験3日前に焦って、主要10品種以外のワイン(マルベックやピノグリ)を買って、テイスティングの練習をしたこと
このことによって、今まで自宅ではほぼ9割の回答率だったのがぐっと下がって、いろんな意味で混乱しました。やはり、いい意味で「捨てる」ということは大切だと思います。
- 試験前日にバーにいって、その他お酒を15種類ほどテイスティングしたこと
ワインに関してはやることをやり切ったつもりだったし、その他お酒はほとんどなじみがなくて怖かったのもあったのですが、おかげでのどが焼けてしまって、試験当日は風邪を引いてのどを痛めたような状態になってしまいました。そうして前日がんばったにもかかわらず、その他お酒は外してしまいました。