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ソムリエ試験 合格者の感想とアドバイス Yukoさん

第3章 夫が一足先に合格、不安になり落ち込み、這い上がる

落ち込み

7月下旬、山崎塾の対面による受験対策直前講座に参加し、そこで私はまだまだ勉強不足であることを痛感しました。一次試験は既に7月20日から開始され、「時間がない」ことに焦りを感じていました。

時を同じくしてやってきたのは、夫の一回目の受験。夫は直前まで時間を見つけて勉強していました。「一問目から料理が出題され慌てたし、とても難しかった。」と言いつつも、結果は合格でした。

夫の合格が素直に喜べない...

夫の合格はとてもうれしかったのですが、何だか急に不安になり、素直に喜べない自分がいました。そして、「不合格だったらどうしよう。」「落ちたらワインはもう飲まないかも。」というところまで追い込まれてしまいました。

私は最初の受験日を8月上旬に設定していましたが、覚えたことを忘れ、既に勉強したことでも問題集を見ると「初めまして」という状態が続いていたこともあり、この期に及んで、今年受験しない選択もありかな、と考えるようにもなっていました。

這い上がる、できなくても問題を解くのだ

それから数日、「悩んでいる場合ではない」と思えるようになり、不安や落ち込みから脱却、改めて一回目の受験日を10日後に再設定しました。

山崎先生の、「できなくても何回でも問題を解く。」のお言葉を思い出し、それからは問題集に集中しました。間違えたところは必ず教科書で確認しノートをチェック、マーカーを引きました。すると、ようやく出題傾向、自分の弱点、少し得意なところが見えてきました。

山崎塾の受験対策直前講座で教科書にマーカーを引いたところを中心に何度も復習し、「問題を解き確認する」を繰り返しました。勉強したのに忘れてしまったチリ、アルゼンチン、南アフリカは、山崎先生のご指導に従って三か国を対比してノートにまとめ、また直前で覚えた日本とチーズについても何度も復習しました。ここまでくると問題集はクイズのような感覚になっていました。

直前1週間で勝負、正解率87%まで上げた

ワイン受験.comの問題集の学習履歴を見ると、私が解いたのは、登録した1月から8月中旬の受験日前日までの約7か月間で、合計881回、7,253問、正解率72%、判定Cで、このうち、受験日直前の一週間は160回、1,169問、正解率87%、判定Bでした。

受験日直前の一週間はまさに勝負のとき。私は、これまで一、二度さらっと読んだ程度の出題率の低い国については、この時点でさよならしました。出題頻度が高く問題数も多いところを落とさないよう、四択の中でしっかり正答できるようラストスパートに入りました。

一次試験

試験当日、不安や焦りはなく、穏やかな気持ちで迎えることができました。会場に入り着席したところで、CBT試験の操作方法についての説明が表示されました。説明を読みながら操作方法を何度も確認したせいか、あっという間にタイムアップ、試験開始時間になってしまいました。

わからない問題は全て難問奇問の部類と考えた

試験は、未解答や後で確認したい問題にチェックをつけておけば、後で一覧表示され、再確認することができます。私は一通り解答したところで、チェックをつけた問題にとりかかりました。不明確な解答は約1/3強ありましたが、時間ぎりぎりまで落ち着いて解答することができました。わからない問題は全て難問奇問の部類と考え、全く気にしませんでした。

試験終了後はぼーっとして、すぐに合否が表示されたことに気づきませんでした。改めて右上の「合格」の二文字を見たときは、うれしいというより狐につままれたような感じでした。「合格でいいの? 本当?」と思いつつ、安堵感でいっぱいでした。