受講生の声・スギちゃん
第3章 二次試験対策はスクールと動画
二次試験対策は、アカデミー・デュ・ヴァンの講座で勉強しました。(山崎先生のレコール・デュ・ヴァンでなくてごめんなさい・・。)アカデミー・デュ・ヴァンの富田先生は、二次試験対策として「テイスティング虎の巻」という本を執筆されてますが、どうしても富田先生の講座を受講してみたいと思っていました。
アカデミーでは、ブラインドで、基本6品種などのワインを飲み比べたり、実際の試験のようにコメントシートの中から回答を選択したりしましたが、当たったり、外れたりと本当に難しかったです。リースリングとソーヴィニョン・ブラン、カベルネ・ソーヴィニョンとシラー(シラーズ)は、ワインによっては今でも見分けがつかないです。(品種特徴香を捉えることができれば、簡単な時もあるのですが・・。)
自宅では、オペラの「山崎先生の基本6品種特別ハーフボトルセレクション」などをブラインドで飲み比べました。購入特典として、山崎先生の二次試験対策の動画をみることができて、大変に参考になりました。
二次試験当日、山崎先生を発見
二次試験は10月18日(月)に、試験会場は目黒雅叙園東京でした。平日なので、職場には一か月前から、理由は言わずにその日は休暇をとりますと申告しました。目黒駅から目黒雅叙園東京までは、人があふれかえっていて、こんなにもワインを愛する人たちがいるんだなと感心しました。
試験会場の作りは、誰かが「鬼滅の刃」の無限城のようだと言っていましたが、確かにそんな雰囲気がありました(笑)。2Fの試験会場へと向かうエスカレーターに乗ろうとすると、隠しきれないオーラを放っている山崎先生を発見! 山崎先生から「頑張ってください!」と励ましの言葉をいただき感激しました。
結果は望外に良かった
二次試験の結果は、品種2/4正解、生産国3/4正解、収穫年3/4正解、ワイン以外の飲料も正解でした。望外の成績で、山崎先生にお会いして運気が上昇したのではとしか思えない結果でした。以下が感想です。
1. 2019年、フランス、リースリング
アロマティック系で、酸も豊かで、試験の前に飲んだヒューゲルのリースリングと似た感じがあり、迷うことはなかったです。終わってみれば運が良かったです。
2. 2019年、フランス、ヴィオニエ
アロマティック系で、1よりは酸は感じなかったですが、より甘く、パッション系よりで、樽香は感じとれなかったです。コメントは感じた通りに記入しましたが、品種が分からず何となくシャルドネを選択。悔しかったので、家に帰ってからローヌのIGPのヴィオニエ100%のワインをネットで購入して飲みましたが、「なるほどね」と思いました。
3. 2017年、スペイン、テンプラニーリョ
濃淡が、やや明るいか、やや濃いか迷う色合いでした。香りからピノノワールではなさそうなので、濃い部類のワインかなと思いましたが、品種が全く分からなかったです。樽香はあったので、オーストラリアのシラーズを選択しましたが、大外れでした。
4. 2018年、チリ、カベルネ・ソーヴィニョン
香りをとった瞬間から、強いピーマン香を感じました。2週間前くらいに飲んだチリのカベルネ・ソーヴィニョンが同じようなタイプだったので、「あれだ!」と思いました。これも、終わってみれば運が良かったです。
5. テキーラ
これは簡単でした。テキーラ特有の焼いた野菜のような香りがありました。
全体を通してですが、白ワインの色調のコメント数が1個(前年は2個)になっていたり、香りの印象のコメント数が3個(前年は2個)になっていて、間違えそうになりました。また、バランスの項目に定番の「溌剌とした」というコメントがなくなっていたので、目を疑いました。
第6章 おわりに
10月27日(水)17時に合格を確認して、ほっとしました。仕事に関係する資格以外で、こんなにも時間とお金を費やしたのは初めてでした。大量暗記はきつかったですが、ワインの勉強を通じて、色々な方と知り合うことができ、オフ会ではワインを飲みながら語り合うことができて、贅沢で貴重な体験をすることができました。
来年はSAKE DIPLOMAに挑戦
ワインの先輩方に合格を報告したところ、「ワインの学びは尽きることがありませんので今後も継続していきましょう!」「資格取得がスタートライン、試験後もしっかりブラッシュアップして、歩んでいる足は止めない方がいい」というお言葉をいただきました。
ワインエキスパートの名前に負けないように、貴重な経験や出会いを忘れずに、今後もワインを楽しく学んでいきたいと思います。ただ、日本酒や焼酎も好きなので、来年はSAKE DIPLOMAに挑戦しようかなと思っています(笑)。